(旧)娘。魂の唯物論的な擁護のために

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倫理的責務としてのTK氏批判
 さて、斯界の大御所をもって自任するらしきTK氏が、加護亜依の件に引き続き、またしても捨て置けぬことを述べている。
 そこで、前回同様に、まったく気は進まないが、この「モーヲタテキスト界隈」で意見を述べる者の倫理的な責務を果たすため、純粋な応答責任の負担として、一言問題点を指摘しておく。

 以下、引用はすべて、「モー神通信」(2007.6.12更新分)からである。


アイドルは「恋愛」という思春期における重大なファクターを犠牲にして仕事に専念し、ファンはそれを応援する−−−言うまでもなくそれは理想的なアイドルとファンの契約関係であり、相互依存関係です。この私であっても、「そうあれかし」と願う気持ちはあります。


 アイドルは自分のプライベートでの恋愛を犠牲にする。そのようなアイドルをファンが応援する。それが理想的なアイドルとファンの契約関係だという。契約!
 契約とは、両当事者が、法律効果の発生を求めて、互いに意思表示し、その意思表示が合致することによって成立し、成立すれば、互いに権利を有し義務を負うという、法的な拘束力を持つ法律行為である。
 このような契約関係があるとすれば、ファンは応援するという債務を負い、アイドルはパフォーマンスを提供するだけではなく、恋愛を犠牲にする債務(法的な義務)を負うというのだ。TK氏はそれを「理想的」な関係として「願う」というのだ。
 噴飯物である。
 相手方に恋愛しないことを求める権利など、公序良俗違反として無効となる(民法90条)ことは、当然である。
 仮にそのような契約が成立したとして、アイドル側が債務不履行した場合、ファン側は、裁判所に「処女回復請求権」を行使してアイドルの恋愛の差し止めや撤回を求めることが出来るか。出来る訳がない。そのような契約には訴求力は認められない。
 従って、そのような契約が仮に成り立つとしても、それは、当事者間でのみ効力を有する(訴求力のない)自然債務のみを負わせるものだと考えられる。
 だとしても、アイドルの恋愛が発覚したときに、事務所やアイドル本人に対して、恋愛差し止め請求など出来ようはずがないのは同様である。
 では、せめて、恋愛の発覚という債務不履行によって損害が生じたと主張し、損害賠償を求めることが出来るか。それすら出来ようはずもない。
 結局、この「契約」というのは、ファンの側が「裏切られた」と感じてアイドルの応援をやめる、というそのときに、自己を正当化する体のいい言い訳として機能するより他に意味のないものである。

 もちろん、事実としては、そのような契約など、どこにも存在しない。
 もちろん、「モーニング娘。としての約束」なども、どこにもなかったはずだし、少なくとも私個人は、そんな約束をした覚えはない。
 (この法律的比喩を続けるならば、そのような存在しなかった「モーニング娘。としての約束」を持ち出し、「それを破ったからケジメとして脱退します」、といって一方的に「契約」を解除するほうが、余程不当だと私は思う)

 さて、そのような「契約」の存在を「願う」TK氏ではあるが、しかし、氏も、


だからと言って彼女たちに恋愛を自重しろとは言えません。


 と述べている。その理由は、


「果たして今のモーニング娘。がその犠牲に値するか」あるいは「今のモーニング娘。がそれを強制できる環境か」


 という点にあるという。予想通りというか、ある種の「理屈」が通っている点が、面白いのだが。
 つまり、氏は、モーニング娘。が全盛期のように売れていて、「ハロプロ構造改革」のような「理不尽」な目に遭うこともなく、メンバーが生き生きと仕事が出来る環境が維持されていさえすれば、依然として、「彼女たちに恋愛を自重しろ」と言いつづける気でいるのである。

 そこには、現実を生きる少女の現実の幸福を犠牲にして成立するアイドルという制度そのものに対する問題意識は、微塵もないと言うべきだろう。

 近時、そのような「アイドルの前近代的制度性」が、大衆、とくに若い女性の共感や支持を得られなくなったことが理由で、アイドルシーンは衰退した、という指摘がなされている。わたしもその解釈を支持する。
 その「衰退」(アイドル冬の時代)の後に、あえて「アイドル」を自らの人生として引き受け生き抜く姿を見せたモーニング娘。は「アイドル」であると同時に「『アイドル』を批評する存在」でもあったはずだ。
 しかし、そんなモーニング娘。であるにも関わらず、ファンの中には、時代錯誤としか思えない旧態依然たる「アイドル処女幻想」に依存する者が多数いる。むしろ、そういうファンに現在もなお「アイドル」が支えられている、という動かしがたい現実がある。あまりの虚脱感と無力感に、深い溜め息が出るばかりだ。
 情けないとしかいいようがない。

 無論、歴史上、偉業と称されるような英雄的な仕事を成し遂げた人は、多かれ少なかれ、仕事のために私生活を犠牲にしているものだ。
 しかし、それは自ら望んでそうするべきものであって、事務所に命令されて従うといった性質の話ではない。
 それに「アイドル」というタレント活動は、そのような、偉業と称されるような英雄的な仕事とまでは通常言えないであろう。
 (わたしがこう言ったからといって、「モーニング娘。は信じられないほど素晴らしい存在だ」と私自身が考えていることと、いささかも矛盾するわけではない。その素晴らしさは「処女性の保持」とは無縁に成立しうるものである。言い換えれば、モーニング娘。の成し遂げた偉業は「処女性の保持」とは何の関係もない)

 しかも、あろうことか、氏は、

私は勝手ながら石川さんにだけはそれを−−−私生活を犠牲にすることを−−−望んでいたいのです。どんな時でもひたむきであり続けた彼女までがその価値を放棄したなら、それはおそらく名実共にその価値がこの世から失われたことを証明してしまうからです。


 として、尚も、石川梨華(と新垣里沙)には、「処女性の保持」を望むというのである。
 この二人だけは、おそらく「モーニング娘。は処女性を保ってほしい」(テレビ東京菅谷社長)というファンの身勝手な要望にも応え続けてくれるであろう、と期待されているのである。
 「処女性」を期待されなかった高橋愛様をはじめとするモーニング娘。の皆様、まことにご愁傷様でした。
 という(シャレにならない)冗談はさておき。
 その前段にも大きな問題点がある。

 
石川さんだけが、どのような過酷な状況の中でも、常に全力で仕事に取り組んできました。


 石川さんだけが! では、矢口真里は、加護亜依は、辻希美は、藤本美貴は、「常に全力で仕事に取り組んで」は来なかった、とでも言うつもりなのか。
 そう決め付けることほど、彼女らにとって酷いことはないだろう。

 話を戻して、石川梨華が保っているとされる「価値」とは何か。
 曖昧な文面からは明らかではないが、それが「アイドルの処女性」ないし「アイドルの処女性に基礎付けられる価値」を指すであろうことは、読み取れる。
 これは、男の身勝手な欲望の肯定そのものに他ならない。
 おそらくフェミニズム的立場からは、そのような男の横暴を打破するために、石川梨華と新垣里沙こそ率先してそのような価値を放棄すべし、という主張もありうるところだろう。わたし自身はフェミニズム言説に与するわけではないが。

 しかし、少なくとも私は、「処女性を保持すると期待できるか否か」という性差別的、女性蔑視的基準によって、石川梨華、新垣里沙と、他のメンバーを区別するようなマネだけは、自らに固く禁じたい。

 ところが、もちろん氏は、違う立場を鮮明にする。

新垣さんも同様です。どんな時でもモーニング娘。への愛を失わなかった彼女が、グループに対し、私生活を犠牲にするほどの価値を見出せなくなった時、かつて私をあれほど夢中にさせた最期の幻想がこの世から消えうせてしまうのです。


 「最期の幻想」(原文ママ)とは何か?
 それは、文面全体から明らかなように「アイドル=処女幻想」、もう少し穏健に言えば「アイドル=清純幻想」である。
 氏を夢中にさせたというものが、かかる安っぽい幻想にすぎないとすれば、いささか驚くべきことではある。
 当初から、非処女であると考えるのが自然であった中澤裕子さんは、氏にとってアイドル失格だった、眼中になかった、ということなのか。
 また、同じ冗談を繰り返すのは気が引けるが、高橋愛以下の、他のメンバーは、氏から期待されていないらしい。それに、久住さんや光井さんが、わが身を犠牲にして「幻想」の延命を図ったとしても、それは氏の救いにはならないらしい。なんとも失礼な話であるように感じるのは私だけであろうか。

 しかも、全文の締めの言葉もふるっている。

ただ、それでも私は、その時が来ても、彼女たちを声高に批難するのでも恨むのでもなく、せめて「今までありがとう」と言えるファンでありたいと思います。


 この「今までありがとう」という挨拶は何を意味するか?

 A:「今まで処女性を保ってくれてありがとう。これからは非処女であることを前提に、今までどおり応援し続けます」
 B:「今まで処女性を保ってくれてありがとう。非処女であることが明らかになったあなたがたに用はありません。さようなら」
 極めて好意的に読めば、Aである可能性もないとはいえない。(あるいはA、Bの中間である可能性も)
 しかし、文面全体が「アイドルの処女性」という反動的な価値を、何の疑いもなく称揚するものである以上、Bであると読むのが自然であろう。
 Aという態度を取りうる、と言うのであれば、そもそも、ここまでして「アイドルの処女性の保持」を願う必要もないからだ。

 従って、この最後の部分は、「わたしは処女性を放棄したアイドルは応援し続けられない」さらに一般的に「処女性を放棄したアイドルはファンから見捨てられる」という言外のメッセージを読者に伝える言葉として機能する
 そして、そのことによって、「アイドルは処女性を保持せよ」という反動的な要請を支持し、少女の現実の幸福を犠牲にして成立するアイドルという制度をさらに強化して延命させることに加担するのである。

 私自身は、藤本美貴がフライデーされても、モーニング娘。でい続けてほしいと切実に願い続けている。新垣里沙や亀井絵里が同じ目に遭ったとしても、同様に彼女らを応援し続けるし、モーニング娘。を辞めるな、と願うだろう。
 妹重に、姉重には彼氏がいるらしいとバクロされても、裏切られたといって姉重フォルダを削除したりしない。ん?

 フライデーごときでガタガタ騒ぐな、とばかりに、堂々とシラを切りつづけ、モーニング娘。でいつづけ、そうして「アイドルという制度」に揺さぶりをかけてほしいと夢想する。
 しかし、経済原則に従って動く現実社会にあって、その可能性が限りなく無に近いこともまた自覚してはいる。

 処女は金を生み、非処女は生まない。

 その冷酷な経済的事実が、乗越え不能な巨大な壁となり、眼前に屹立するばかりである。
| ヲタ界隈 | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0)
ホンネとタテマエ
 A……「アイドルは恋愛しないでほしい」「処女性というイメージを壊さないでほしい」
 これは、ある種のヲタのホンネ。
 それは「アイドルに僕以外の恋人がいたらイヤだ」という気持ち。
 現実の恋愛では、恋してしまった相手に別の好きな人がいることは、当然ありうるあたりまえの話だが、その場合でも「僕のことを振り向いてほしい」と思うのは理解できるし、その同じ感情を「アイドル」という存在に向けても、別に構わない。
 このホンネをもちつつ、
 B……「それでも、イメージを壊しても、モーニング娘。辞めさせるのは行きすぎ」
 ということをいう人がいる(そうだ)。
 その一方で、Aでありつつ、Bをタテマエとして言っている人もいるはずだ。
 なぜ、タテマエを言うと考えられるのか。
 それは、「イメージを損なうようなアイドルなんて辞めてしまえばいいんだ」というホンネを言えば、自分が悪者になるし、どう考えても分が悪いことが実は分かっているからだ。
 人は、多くの場合、自分に都合の悪いホンネは、言わないものだ。
 だからこそ、「狼」のような、匿名で言いたい放題言えるメディアではホンネの嵐が吹き荒れても、基本的にハンドルを明示し、発言主体を晒して発言する、サイトやブログという媒体の上では、タテマエばかりが目に付くという結果になる。
 そういう事情が、「狼」とそれ以外の媒体の「温度差」として現れていると考えるのが、極めて自然だ。
 むろんBをホンネで主張しているという人の主張を否定したり、嘘だと言ったりするつもりは、さらさらない。

 Aというホンネが「ファンのわがまま」にすぎないことを自覚している人は、客観性を装って言い換え表現を使用する:
 「恋愛禁止はアイドルの職業倫理(義務)」
 「モーニング娘。の掟」
 「モーニング娘。としての約束」
 「子供たちの夢」
 「未成年者がいるグループのリーダーとして相応しい行動を」
 「処女性を保ってほしい」(これは露骨だが)

 また、C「辞めてしまえ」という、自分が悪者になりかねない危険なホンネ表現を回避し、自分はさも客観的に論評していますよ、という態度を取るための言い換えとして使われる例:
 「残念だけどルールを破ったからしかたないよね」
 「処分は妥当」
 「ケジメ」
 「本人が自発的に辞めたのだから意思を尊重したい」
 「フジモトはもともとソロ志向が強い」

 なお、上記表現は「本心から言われる」という場合(ないしそのように主張される場合)もあるので、必ずしもホンネを隠すためではない(ないしそのように主張される)ことに注意を要する。
 また、しばしば人は、ホンネを隠してタテマエを言っているうちに、そのタテマエが自分のホンネであったかのように錯覚してしまうことも多いので、要注意である。

 日本という社会は、そして、モーヲタ界隈という空間は、かかるタテマエに蔽い尽くされているように、私には見える。

 ホンネとタテマエの話とは、ずれてしまうが、非ヲタの方が、一般的な観点から、Aというファンの「ホンネ」について論評されているので、ご紹介したい。


 しかし男と付き合っただけで脱退騒動に発展するとは、なんでしょうか、処女性を重んじる宗教の巫女集団みたいですね。アイドルすなわち偶像を崇めるという意味では宗教的なものと共通項が出てくるのは自然な流れなのでしょうか。とりあえず今回、リーダーであったところの藤本氏が男と付き合ったことを謝罪したわけですが、ある意味ではこれがモーニング娘。としての公式見解、男と付き合うのは追放処分に値する禁忌であると認めているような印象も受けます。

 まぁ、ファンがアイドルにどういうものを期待するのか、その辺は人それぞれなのですが、ちょっと論理を飛躍させれば危ういところも感じます。家父長制、男根主義の貞操観念、あるいはイスラム原理主義の女性観と言いますか、女性を他の男性から隔離したところに囲っておきたいという欲望を感じないでもありません。芸能人に舞台の上で清純派を演じることを期待するのは罪のないことですが、舞台から離れたプライベートには、あまり過度な思いこみを持つべきではないでしょう。

 しかるに、ある意味で日本は公私混同の国、「公」と「私」、職場と私生活の区切りが無く、混同されがちな文化圏です。代表的な例としては国技であるところの相撲取りが挙げられるでしょうか、横綱には土俵を降りても横綱であることが求められる世界、つまり力士の職場である土俵の上と「私」の場である土俵の外、この両方で横綱であることが求められるわけです。リングの上では役割を演じきり、リングの外では好きなように生きる、ピッチの中ではその役割に責任を持つが、ピッチの外では責任を負わされる義務はない、そんな西洋スポーツ的な価値観に対して、舞台の上でも外でも、生活の全ての面で期待される役割を演じることが求められるのが日本的な労働風景なのかもしれません。

" target="_blank">非国民通信 プライベートのない世界から引用、なお強調は痛井ッ亭。による


 目の曇っていない一般人の方は、きわめてまっとうな感覚で、「アイドル」という存在を見ている。
 ま、ヲタ側からは、「ヲタじゃないから言えることだ」という反応が予想されるわけだが。

 一般的に、愛する対象としての「女性」に対して処女性を求める心性というものをどう評価すべきか、興味深い主題ではある。

 しかし、「夜遊びしてても」「彼氏がいても」「非処女でも」全然構わないから、美貴ちゃんモーニング娘。でい続けてくれ!!!!
 と、心底叫びたいわたしにとっては、自分の問題ではないことも、また、たしかな話ではある。
| ヲタ界隈 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0)
正当なエゴと、不当なエゴ
カンパチ!「エゴイズム対立」


この問題は、アイドルのエゴとヲタのエゴの衝突だ。お互いのダークサイドの対立だ。


(中略)

『アイドルのエゴか、ヲタのエゴか。』


 ここで、つばめ♂氏は、二つの「エゴ」を、まるで等価であるかのように扱っている。
 ここには大きなまやかしが隠れている。
 何故なら「二つのエゴ」は本来、等価ではないからだ。

 Aさん(職業:タレント。世間からは「アイドル」と呼ばれる)のエゴは、好きな人が出来たらデートしたい、お付き合いしたいというエゴだ。これは、人間の基本的な自由であり、他人が禁止できる筋合いのものではない。憲法で保障されているいない以前の問題として、自然人には、自然権がある。

 一方、Bさん(Aのファン。アイドルヲタク)のエゴは、「アイドルは恋愛してはいけない」というエゴ。これは、他人の自由への不当な束縛であり、なんら正当性を有さない。
 Bさんは、本来Aさんの自由を奪うなんの権利も資格もないのに、まさにエゴイスティックにそのエゴを主張しているにすぎない。

 二つのエゴが、等価でないことはあまりにも明らかだ。
 問題は、二つのエゴの比率や配分といった程度問題ではないのだ。

 しかし、現実には、「アイドル」とよばれるタレントの活動を経済的に支えているのが無数のB君である、という、トホホな事実がある。そこで、「アイドルを商品として売る側」は、顧客のワガママに配慮しなければならない、ということになる。これは、純粋に商売の問題である。

 B君が世論を形成し「アイドルは処女性を保て!」と主張すれば、「アイドルを商品として売る側」は、それに配慮して、ブランドイメージを守るために、「処女性を保たなかったタレント」に処分を下す。
 「お客様は神様です」という商売の精神に則って、B君の不当なエゴが承認され、タレントAさんの正当なエゴは否定される。(ついでに、タレントに処女性など求めない、非処女であってもそのAさんを応援し続けたいというファンC君のエゴも否定されてしまう)

 これは、数の論理による暴力そのものだ。
 しかし、タレント活動も商売である以上、避けられない運命なのかもしれない。
 B君の不当なエゴを考え改めさせることが出来たら、問題は解決できるのだが、それは現実には不可能に近い。

 悲しいかな。

 ともあれ、「二つのエゴ」が、どちらも「エゴ」という同じ名で呼びうる、という事実のために等価であると考えるような議論には、危険なまやかしがある。
 そのことを確認しよう。

 もし、すべて「エゴ」と呼ばれるものが、等価であるならば、
 1、「平穏無事に生涯を全うしたい」というAさんのエゴと、
 2、「自分の快楽のためにAさんを殺したい」という猟奇殺人者B君のエゴも、等価だと言う議論が成立しうる。
 それが不当であることはいうまでもない。
 「エゴ」の内容、その正当性/不当性を検討する必要があるのは、火を見るよりも明らかな話である。




| ヲタ界隈 | 16:59 | comments(2) | trackbacks(0)
『モーニング娘。』リーダー「藤本美貴」についての重要なお知らせ
『モーニング娘。』リーダー「藤本美貴」についての重要なお知らせ


平成19年6月1日
いつも『Hello!Project』を応援して下さってありがとうございます。
本日は『モーニング娘。』について大事なお知らせがあります。

「藤本美貴」は、平成19年6月1日(金)をもって『モーニング娘。』を辞めることになりました。

 平成19年5月25日(金)発売の写真週刊誌「FRIDAY」誌面に藤本美貴に関する報道がされました。このことについて、藤本美貴本人と事実関係の確認等をし、本日に至るまで話し合いを複数回行いました。この話し合いの中で、多数の未成年者が属するグループの一員としてのあり方を話し合い、藤本美貴より「モーニング娘。のリーダーである自分自身へのケジメとして『モーニング娘。』を辞めさせて欲しい。」との申し入れがありました。弊社は、この藤本美貴からの申し出を了承する事と致しました。

 現時点で『藤本美貴』の今後の活動としては、先週末(5/26)から行われている松浦亜弥とのユニット、『GAM』のツアーへは予定通り出演致します。また、7月に行われるコンサート「Hello! Project 2007 Summer 10thアニバーサリー大感謝祭 〜ハロ☆プロ夏祭り〜」へは、出演致しません。ご了承下さい。尚、モーニング娘。の後任のリーダーは、現在サブリーダーである「高橋愛」が務め、サブリーダーは「新垣里沙」が務めます。

今後とも『Hello!Project』をよろしく御願いします。

株式会社アップフロントエージェンシー



藤本美貴コメント

「いつも応援してくれるファンの皆さんへ。
私は、モーニング娘。のリーダーとして、他のメンバーを引っぱって行かなくてはならない立場にありながら、モーニング娘。としての約束を破るような事になってしまい、重く責任を感じています。私のとった行動で、メンバー全員に迷惑をかける結果になってしまったことはとても申し訳なく、そのままモーニング娘。のリーダーとして活動を続ける事は、自分の中では決して出来ることではありませんでした。自分自身へのケジメとして、モーニング娘。を辞めることになりました。
これまで応援してくれたファンの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさい。これからは『藤本美貴』として頑張って行きますので、よろしくおねがいします。」

| モーニング娘。 | 20:51 | comments(0) | -
■藤本美貴様『FRIDAY』に御出演、の巻


 昨日、最初に「モ娘(狼)」で、「藤本美貴」と「フライデー」という2つの単語を同時に見た時は、軽く「え?」と思っただけで、べつにショックとか、裏切られた、とか、信じられない、という思いはなかった。なかったけれども、だんだんと効いてきますね。ボディーブローのように。

 アイドルも人の子。22歳の女の子が恋愛しないほうが不自然。だから、それはいいのだけれど、凹む理由は、男の趣味が納得できないということ。それと、出来れば、フライデーとかブブカとかにお世話にならないように、パパラッチの餌食にならないように、クレバーに、慎重に、行動してほしかったな、と言うこと。


 電撃結婚、妊娠まで行っちゃうと、堂々と開き直って公表するしかないし、周りとしても祝福するしかないと思うけれど、「通い愛」程度だと、逆にぶちぶちと文句を言いたくもなってくる。

 ひとつ思うのは、藤本さんはモーニング娘。加入前から色々とネガティブな噂が雑誌に出てしまうタイプの人だったので、ファンは打たれ強い、こんな程度ではへこたれないだろうということ。鍛えなくてすめばそれに越したことはない部分を鍛えて来た感はある。なので、僕個人としては、美貴様の2推しの地位はいささかも揺るがない。




从v从<ちっ。なんだよ、2推しかよ。

ノノ*^ー^)<2推しゆえの余裕発言ですよ?




 だが、問題は、辻ちゃんのことも同じだけれど、ハロプロのタレントにお金(CM出演料など)を払うスポンサー企業のご機嫌を損ねる、ということ。事務所が仕事を取りづらくなれば結局タレント自身の活動に響いてくる。それと、年少の後輩タレントに対する、事務所的には迷惑千万な悪影響。特に、美貴様は辻ちゃんと違って、現モーニング娘。リーダーというハロプロのマザーシップ、屋台骨を支える重要な役どころを担っている人だということ。

 なので、僕個人の本音としては、この程度の記事はシカトを決め込んで、あくまでもノーコメントを貫いてくれればいいと思うのだけれど、色々な影響を考えると、事務所としては、まったくお咎めなし済ますことも出来ないのではないか、という気もする。なので、凹む。

 みきちゃんは、絶対に自分から「辞めます」とか言わないでほしい。しぶとく生き続けて欲しい。そうしてくれると信じます。それを切望してます。

 事務所(&つんく♂さん)からの、今回のことに対するペナルティは、「どんなに世間やファンからぼろくそに批判されても絶対にリーダーを辞めさせないし卒業も許さない真っ正面で罵詈雑言を受け止め続けなさいの刑」ということで手を打ってほしいと思います。なんたる名案!




从v从<うええ、うざー。みきちゃん、タリィから辞めちゃっていい?


ノノ*^ー^)<だめだめっ! 美貴様、絶対やめさせませんよ



 てゆうか、この程度のことは、笑い話で済ませるぐらいの度量が欲しいですね、本人にも、事務所にも、スポンサー企業にも、芸能マスコミにも、ファンにも、世間にも。

 なので、この暗く淀みがちになる気分を、笑いで乗り越えようということで、替歌を作ってみました。ネタの性質上、多少失礼な部分がありますが、あくまでネタなので庄司智春君(31歳)は怒らないでね。みきちゃんもね。笑って許してね。



『声』(藤本美貴ヴァージョン)



脳裏を離れぬ 筋肉

いつも タンクトップを着ているの

バラエティに出てるときも


ベッドにいるときも Ah

おんなじポーズを真似しても

あなたの腕みたいに

ちからこぶは出ない

ろくにギャグとかも言えぬ人

お笑いやってるくせに

喋りがダメなの

品川さんもいつもボヤいてたけれど

頭が わるいの←検閲済み






三日も通った カレんち

覚えたて 料理の腕ふるう

毎日かまって! じゃないと

ウサギは死んじゃうぞ Ah

「5代目リーダー頑張って!」

声をたくさん貰い 約束したけど

結局フライデーされちゃって

なんだかファンに心配


かけちゃったね ごめん

なんこもスレッド

消費した夜に

愛を感じた







ノノ*^ー^)<これをヤン土にも送ったそうですよ

从v从<失礼にもほどがあるって話ですよね


ノノ*^ー^)<ま 自業自得ですよね

从v从<そういう亀ちゃんは大丈夫なワケ?

ノノ*^ー^)<う。 ……え、あ? なんの話でしたっけ。今一瞬意識が






| モーニング娘。 | 10:40 | comments(0) | -
■辻希美さん(19)と杉浦太陽さん(26)の結婚会見


■まず、辻希美さんの仕事関係の皆様、ファンの皆様にお詫び。二人揃って、深々と頭を下げて陳謝。これは、結婚会見としては異例かもしれないけれど、まーねー、未成年のうちに出来ちゃった婚だからねー、お騒がせ、という感じにはなっちゃったのでね。適切でした。特に、アンチ活動させたり、敵に回すと恐いという意味では右に出るもののいない(らしい)モーヲタへの配慮という意味で。
■終始、二人とも笑顔が絶えない。明るい雰囲気でよかったです。
■見た感じ、杉浦太陽さんは、優しくて明るくて誠実そう。いい相手なんじゃないかな。ののちゃんの、幸せそうなデレデレぶりが見られて、なんというか。ごちそうさま。
■ののちゃんは相手を「ター君」と、ター君はのののことを「ノン」とか「ノンタン」とか呼んでいる、と。ター君、その呼びかた、モーヲタみたい、ってか幼児向けアニメみたいで、最高です。
■辻ちゃんは妊娠について訊かれても、しっかりと受け答えしていた。さすが。母は強し。
■話の細かい点には、いろいろ事実と違う部分や、辻褄あわせ的部分もあるかもしれないけれど、それは、いろんなものを守るために必要なことなので。嘘も方便。
■メンバーたちにはメールで報告をした、と。みんなの返事は「おめでとう。でも大変なこともあるけど、頑張ってね」みんな、よく分かってるよね。
 のの「年上の、お姉さんの方…(笑)…たちは『まさか辻ちゃんに先越されるとは思わなかった!』っていうのは言ってました」
 記者「どなたでしょう?」
 のの「えと。今年34歳になる中澤裕子さんです」
 こんな時まで、年齢でいじられる裕ちゃんがステキ。いい仕事してます(?)。会見会場にも明るい笑い声が響いて、いい感じじゃないですか。
■今後の芸能活動について。のの「今回の舞台降板だったり、ギャルル脱退だったりとか、たくさんの方に迷惑かけたな、って申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけども、やっぱり自分のお腹に授かった命が何よりも大事だなて思ったので、赤ちゃんを産んで、もし、落着いてお仕事が出来るようであれば、また一からやっていきたい」うん。まずは、立派に、お母さんの大役を務めてください。そして、いつか、芸能界に復帰したら、その時は「一から」じゃないから。のんちゃんが積み重ねてきた経験や、実績、「大勢のファン」という財産は、消えてなくなる訳じゃないからね。
■自分の娘はモーニング娘。に? という質問に、辻ちゃんは、「それも考えたけど、高校まで終えてから、本人に考えさせたい」と。これは切ない答えだったね。自分は学校に行けなかった、という思いがね、あるんでしょうね。これは、アイドルの行きすぎた低年齢化という傾向に対する批判、UFAも含めて、アイドルを売って商売にする世界に向けての、かなり痛切な批判になっていると思う。
■(全体的な感想)本人たちも、周囲の人たちも、メディアの取り上げかたも、とりあえず、いい雰囲気で、お祝いムードだったので、ほっとしました。
 こりゃあ、六月の結婚披露宴で、歴代モーニング娘。が一堂に会して「ハッピーサマーウェディング」を歌って祝福、とか、マジでありえる感じがする。
 でさー、裕ちゃんが「辻ちゃん! 順番とばしたらアカンやんか! 年功序列は大事よ! 誰か、早く私を貰ってください! マジで嫁に行きてー!」なんて感じの、楽しい祝辞で祝ってくれるとか、楽しそうじゃない?

>>続きを読む
| モーニング娘。歴代メンバー | 00:42 | comments(0) | -
onoyaさんのブログに投稿させていただいたコメントです。


http://d.hatena.ne.jp/onoya/


>onoya様
「ママドル」という領域もサブジャンルとしてたしかにありますが。
僕自身は、アイドルという概念を広く捉えております。
簡単に素描すれば、
〃歃冑集修修里發痢表現された結果を受容される存在が「アーティスト」
芸術表現をする主体そのものの魅力や個性が、主に受容される存在が「アイドル」
と考えています。,鉢△楼貎佑良集充圓涼罎芭称します。
というか、受容する側の受容のしかたの問題だと考えています。
,茲蠅皚△暴電世鮹屬い読集充圓鮗容する場合、その対象を「アイドル」として捉えている、と考えています。
そういう押さえでいけば、例えば、「フジ子ヘミング」なんて人はアイドルとして受容されていると思いますし、「吉永小百合」も60歳を過ぎても、なおアイドルであろうと。
であれば、子供がいようが、老婆だろうが、人はアイドルとして受容されうる、と。
しかし、このアイドルの定義は、かなり広義なものです。onoyaさんの考えられている「アイドル」という対象は、もっと狭い範囲に限定されるのであろう、と理解しております。

倫理的なヲタでありたい、という価値観は、僕も共有しているつもりです。
ファンが、アイドルに迷惑を掛けたり、失脚の原因を作るのは、本当に止めてもらいたい。
ただ、アイドルの行為や、事務所の行動などに対しての批判は当然あっていいと思います。
もちろん批判の中にはクズのような批判も多いでしょう。玉石混交でしょう。
しかし、高橋源一郎が正当にも言ったように、「表現の自由」とは「クズである自由」なのだと思います。
だから、僕としては「クズのような内容の批判を書くならヲタをやめろ」とは言えないのです。
僕自身の書くものがクズである可能性が、とても高いですしね(笑)


>チャーリー様
学会にお声をかけていただき感謝します。
とても面白そうな活動ですね。
しかし、僕は家庭内隠れヲタなので、参加は難しいですし、
第一、発表に耐えるほどの成果が、未だ何一つあがっておりませぬ(涙)

変わる、というほどの固まった「ものの見方」もまだないような感じで。
ただ、可能な限りモーニング娘。について真摯に考え続けたいとは願っております。
| ヲタ界隈 | 22:43 | comments(0) | -
■辻希美さんが、電撃結婚を発表。現在妊娠9週。

 まずは、辻ちゃん、おめでとう。幸せになって。元気なこどもを生んで、いいお母さんになってください。
 とはいうものの、正直言うと、素直には祝福できない気持ちもある。もちろん、否定する気もない。まさに、複雑な心境。
 素直におめでとうと言えない理由は、自分が「結婚→妊娠→出産」という順序が狂うのはどうなのよ? と、このご時勢になっても思っている化石のような人間だから。でもまあ、世間一般では「デキちゃった婚」は、もうすっかり市民権を得ている様子で。
 もう一つの理由は、

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| モーニング娘。歴代メンバー | 10:45 | comments(0) | -
つんく♂さんに聞く「モー娘。」結成10年(朝日新聞)

つんく♂さんに聞く「モー娘。」結成10年

2007年05月03日11時50分

 女性アイドルグループの「モーニング娘。」が今年、結成10年を迎える。オーディション番組の落選組が集まって始まり、メンバーを入れ替えながら国民的アイドルグループと呼ばれるまでになった。なぜこんなに続いたのか、プロデューサーのつんく♂さんらの話から考えてみた。

 モーニング娘は97年に5人で結成、99年に「LOVEマシーン」がミリオンセラーとなり、大ブレーク。現メンバーは11人だが、これまで25人が在籍した。さらに卒業組らを合わせ、現在45人の女性歌手が「ハロー!プロジェクト」なる一団を構成。CDの売り上げこそ頭打ち気味だが、底堅い人気を備えている。

 デビュー当時は女性アイドル歌手は低調で、「冬の時代」といわれていた。

 なぜ10年も続いたのか。音楽評論家の能地祐子さんは「それまでのアイドルは5年もやったら終わりが定石で、受け手も送り手もそれを楽しんでいた。モーニング娘は最初は長く続けるつもりはなかったようだが、いったん成功を収めてからはアイドルの定石とは違う、むしろニューミュージックに近い、長く続ける戦略をとった」

 コラムニストの中森明夫さんは、現在のようなアイドルは70年代、南沙織で始まり、ピンク・レディーで完成したとみる。やがて受け手もアイドルが虚構であることを承知で楽しむようになる。小泉今日子が「アイドルはやめられない」と歌ったのは85年だった。

 モー娘のメンバーへのインタビューを手がけている能地さんは彼女たちの印象を「団体競技のスポーツ選手のよう。仲もチームワークもいいが、お互いライバルとして常にストイックに競いあっている」と話す。

 加入、成長、卒業と、生身の女の子たちが描く、移ろう「物語」が、またファンを引きつける。アイドルというシステムの作り込みがより精密になっている、といえる。「お約束」を楽しむプロレスから、「リアル」を売り物にする総合格闘技に人気が移っているのにも、どこか重なる。

 歌や踊りが必ずしもうまくないのに人気を集めるアイドルは、欧米にはあまり見あたらない。なぜ日本にはアイドルがいるのか。

 稲増龍夫『アイドル工学』(89年)などが指摘するように、政治の季節も高度成長も終わり、若者たちを駆り立てる大きな物語が消えたとき、より身近な関心の対象としてアイドルは現れたといわれる。カリスマ性を備えた映画スターから、テレビサイズのアイドルへの移行でもあった。

 普通の女の子の気配を残し、過去のアイドルに比べ鍛えられたパフォーマンスを見せるモー娘は、一つの到達点なのかもしれない。

 中森さんは新刊『アイドルにっぽん』(新潮社)で憲法1条「天皇は、日本国の象徴であり」の「象徴」を「アイドル」と読み替えている。天皇が神から人間になったように、スターからアイドルの時代になった今、日本は「世界のアイドル」「かわいいだけの国」になるべきだ、と論じている。

 「不均衡から美しさ生まれる」 つんく♂さんに聞く

 ――国民的アイドルグループと呼ばれるまでにするのに、秘策はあった?

 アイドルというのは誰かが消費するもので、僕らが作るものではない。形だけ作ろうとするから、失敗するんです。

 ――メジャーデビュー曲の「モーニングコーヒー」は懐かしささえするアイドルポップスでしたね。

 あのころは時代が少しハード志向。悲しさや激情が求められていたが、過剰気味だった。そこにだれが食べてももたれない和風のデザートを提供したんです。

 ――加入と卒業を繰り返してきたのは。

 新しい子が入ると、ピカソの絵じゃないけど、不均衡から美しさ、哀愁が生まれる。上の子はどんどんしっかりしてきて、自律に任せられる。「アメーバ経営」という言葉があるけれど、そんな感じです。

 ――新人を入れるとき、必ずしも才能がある子を選ばなかったそうですね。

 欠点を乗り越えようとする表情やパフォーマンスに色気が出る。女性スポーツ選手が化粧もしていないのに、プレー中すごく美しく見えるのと同じかな。

 ――最近、中国出身の2人を新加入させました。

 アジア圏を網羅しないと日本の音楽文化を世界に持っていけない。10年にして外に出る時期になった。

 ――これからは。

 宝塚歌劇団は十数人で始まって、大きくなった。だったらうちらもなれるんじゃないか。ビジネススキームはできあがっている。あとはどんなハプニングが起きるか緊張させている状態。なんかの拍子に突然変異を起こしたいんです。
| モーニング娘。 | 22:44 | comments(0) | -
「SOMA」のオーナー石本靖幸氏を限定的に擁護し、併せて一部のヲタを批判する

 「SOMA」のオーナー石本靖幸氏との温泉一泊デートが、講談社『週間現代』で報じられた。記事の中には、加護亜依が再び喫煙している場面も目撃された、ということも記載されている。
 これがきっかけになり、加護亜依は、UFAとの契約を解除するに至った。
 これは、事実上の、芸能活動からの撤退を意味するだろう。プロデューサーつんくも、「芸能界復帰は無理としても、大きな意味で彼女のこれからを応援していきたい」とのコメントを出していた。復帰は無理としても、というつんく♂さんの発言は、事務所との契約解除以上に、私には重たく響く。 

 加護亜依の今回の行動は、これから「アイドル」として芸能界に復帰する準備を、所属事務所のバックアップの元で進めていた身として、あまりにも軽率であり、喫煙の違法性自体は軽微であるとはいえ、ファンとして到底擁護できるものではない。そのことは誰もが分かっている。

 そして同時に、その「喫煙一泊デート」のお相手となった、「SOMA」のオーナー石本靖幸氏に対しても、激しい非難と憎悪の声が、ファン界隈から聞こえてくる。
 私自身も、彼の行為を、積極的に肯定しようと言うわけではない。むしろ個人的には、その行動には嫌悪感を感じる。

 しかし、彼だけを悪者扱いするのは公平ではないように思われる。
 そこで、彼をその点に限定して擁護し、併せて一部ヲタに反省を促すのが、本論の目的・趣旨である。

 彼が、ファンからここまで批判される理由は、大きく2つだと考える。
 第一は、未成年者である加護亜依が横で喫煙しているのに、それを止めなかったことに対する責任の追及。
 しかし、「未成年者喫煙禁止法」の規定では、未成年者の喫煙を止める法的義務を負うのは、「親権ヲ行フ者」(法3条1項)または、「親権ヲ行フ者ニ代リテ未成年者ヲ監督スル者」(法3条2項)に限定されている。つまり、当該未成年者に対する保護監督責任を負う者に限られる。実際には「親」または「未成年後見人」がそれに当たろう。最大限拡張解釈すれば、所属事務所UFAもまた、未成年タレントを指導する「監督責任者」として法的責任を問われうる(法3条2項)。
 しかし、事実上の交際関係があるに過ぎない石本氏には、そのような法的責任は認められないはずだ。
 もっとも、大人としての道義的責任はある、と言えよう。しかし、その道義的責任は、世の中の、自分の子供の喫煙を放置している親たちに比べれば、遥かに軽度なものだと言える。また、道義的責任とは、自ら自覚する以外になく、他人が強制できる性質のものでもないだろう。

 彼が批判される第二の理由、そして実は、もっと本質的な理由は、彼が、アイドルと交際し、二人きりで温泉旅行し、それによって事実上、加護亜依のアイドルとしての将来を奪ったこと、であるだろう。
 これは、法的にはなんら問題を構成しない、自由恋愛の範疇の行動である。
 しかし事実問題としては、未成年のアイドルに、中年の彼氏がいることが発覚するのは命取りだ。
 それが彼に対するファンからの批判の理由だ。
 加護亜依からアイドルとしての将来を奪ったことに、ファンの怒りが向けられる。

 しかし、この第2の点については、彼を批判できないヲタが大勢存在するはずだ。
 あわよくばアイドルとリアルに知合い、付き合いたいと思って接近するヲタたちだ。
 彼らを「本人接触願望系ヲタ」呼ぼう。
 「本人接触願望系ヲタ」は、「本人から個人として認識され、つながりを持つことを目標とするヲタ」と定義できよう。

 「本人接触願望系ヲタ」は、ほぼ二種類に大別できる。
 1、あくまでも公的に許された範囲で接触を図る節度あるヲタ。これを「本人接触願望系ヲタ穏健派」と呼ぼう。穏健派は、握手会、ファンクラブイベント、新曲発表会などで、接触、会話を楽しみ、手紙やプレゼントを渡す。ラジオへ投稿することで、存在を知ってもらう。その活動の対象はあくまでも、「アイドルの公的な活動」に限定されている。

 2、それと対照的なのが、アイドルのプライベート(私的領域)にどこまでも食い込もうとするヲタ。「本人接触願望系ヲタ過激派」と呼ぼう。
 典型的な行動が「出待ち」である。
 地方公演終了後の電車を待ち伏せ、一緒に乗り込み、移動中も集団で付いて回る。ほとんど準ストーカー行為と評価しうる。そのことを誇らしげにブログに記述するヲタも大勢いる。
 あるいは、番組のロケ地情報を入手し、ロケ現場で待ち構えるヲタ。
 アイドルの近親者や学校の教師などに接近し、コネクションを確立して、そこから本人への接触を図る行為。そのことを誇らしげにmixiなどで仄めかし、自慢するヲタもいるようだ。
 これらは、アイドルのプライベートへの侵入行為である。
 わたしは、アイドルも職業であり、オンタイムとオフタイムがあると考える。そしてオフタイムにおけるプライバシーは一私人として、当然に保護されるべきであると考える。
 しかし、これらの、ヲタによるプライバシー侵害行為は、ある意味で、彼女らのオフタイムにまで「アイドル」であることを強要するものであり、プライベートな時間を奪うものである。
 これを、ファンとしての適切な距離感を欠いた行為であると考えるか、違法でないから構わないと考えるか、そこに、ファンとしての倫理が、懸かっている。
 「どれほどアイドルのプライベートに食い込んでも、アイドル本人が拒否していないなら問題はない」と考えるヲタ(本人接触願望系ヲタ過激派)は、その性質上、なんら石本氏と変らない。
 彼らに、石本氏を批判する資格も、権利も、微塵もないと言うべきだろう。(あるいは、恐ろしいことに、彼らは、「石本氏、よくそこまでやったな、うらやましい」と考えているのかもしれない!)

 そのような、「本人接触願望系ヲタ過激派」のグループに、石本氏は位置付けられるだろう。
 自らの財力や、芸能界とのコネを利用して、アイドルに接近し、交際にまで至ったヲタ。
 彼は、ある意味では「成功した(金星を獲得した)ヲタ」、一人の突出したアイドルヲタクとして位置付けうる、ということを確認しよう。
 石本氏と、あまた存在する「本人接触願望系ヲタ過激派」との違いは、単に、「実際にアイドルと付き合えたか、あるいはそこに至れなかったか」という結果の差があるにすぎない。

 モーニング娘。現メンバーの中にも、ヲタと直接的交流を持っていると雑誌でスクープされたメンバーがいる。
 その問題のヲタたちは、おそらく「本人は喜んでいる、嫌がっていない、自分は拒否されていない」と考えていることだろう。
 しかし、「アイドル」が「アイドル」である以上、ファンに対してあからさまな拒絶の意思表示をすることは難しい。人気商売であるがゆえに。誰それに冷たくされた、などと噂が立てばイメージが低下する。そういうアイドルというあり方自体に内在する弱みに、彼らは付け込んでいるのだという側面は否定できないだろう。

 話題を転じてみる。これは、ネット上で広く知られた噂であり、その起源は、おそらく「本人接触願望系ヲタ」が、その見聞したアイドルの発言をネットに流したことである。
 それは、亀井絵里の発言とされる『こっちから来たりして』である。移動の電車に乗り込んできたヲタを指して、本人が言ったと噂されている言葉である。
 移動中というプライベートな時間にまで、ヲタが無遠慮に侵入してくることに対する、明らかな拒絶的感情が、この発言からは読み取れる。
 ヘタレな亀が、そのような不躾なヲタにどれほど脅えたか、想像にあまりある。(うわ、あの人たち乗り込んで来たよ。困った人たちだよー。うわ、こっちから来たりして。いやだ、気持ち悪いよー(涙))
 これは、アイドルが、そのような、適切な距離感を欠いた無遠慮なヲタ、倫理性を欠いたヲタにホトホト迷惑している、ということの証左でもあろう。

 (この点への注:この時、実際に乗り込んできたファンが、たまたま偶然乗り合わせたにすぎないとしても、亀井絵里を批判することは断じて許されない。仮に、それが亀井絵里の勘違いだったとしても、その錯誤は、「乗り込んできたファン=どこまでもまといついてくる迷惑なファン」と短絡的に判断してしまうほどに、日頃から迷惑行為に悩まされ続けている、という事実の存在を示す証拠に他ならないからだ)

 話を戻そう。

 石本氏の行動自体は、加護亜依の将来を親身に考えているとは到底思えないという意味で、決して褒められたものではない。
 しかしながら、彼を批判する前に、自分の非倫理的な、行きすぎた振舞いをこそ反省すべきヲタが、モーニング娘。たちの周囲に、無数にいるはずだ。

 今現在、石本氏は、東京を離れ、マスコミの目を避け、目立たないように暮らしている(らしい)。おそらくは、狂信的加護亜依信者からの報復的行動や、マスコミによる、スキャンダルを求めるハイエナ的な取材攻勢を恐れての、避難行動であろうと推察される。
 それが事実だとしても、それは彼自身が、アイドルヲタクとして行きすぎた行動に及んだことの当然の結果とも言え、わたしとしては同情するつもりはない。
 だが、公平に考えて、すでに彼は、十分すぎるほどの事実上の社会的制裁(不利益)を受けている、とだけは言っておくべきであるように思われる。

 亀井絵里さんのための追記: 彼女は、現在では、かなりアイドルという境遇にも慣れて、現場や移動中に接近を試みるヲタを見かけても、(表面上は)余裕で手を振ったりしているらしい(あくまでも噂の域を出ない情報だが)。
 しかし、そのような一見フレンドリーな対応が、ヲタの勘違いを助長し、さらなる不規則行動を招き寄せること、そして、結果的に自分の首を絞める危険があることだけは、ぜひとも自覚してほしいと切に願う。
| ヲタ界隈 | 00:54 | comments(0) | -
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